
簡単にいうと、壁を作って光を足すと。

選択範囲を四角く囲ったり、線を引いて壁を描きます。
この作業の時に何枚もレイヤーを使っていますが、まとめることで1枚の絵にします。

次に、柱として見てもらうために線を引きます。ここで立体的な柱に見せるように加工することも可能だと思いますが、面倒だったのと技量が低いのとで省略。柱って分かればそれで良いのです。

壁に出来る影を作っていきます。ここで重要なのが「自動選択ツール」です。
簡単に言うと、範囲を選択する機能で、一度選択しておくとその部分を切り抜いたり、色を塗ったり、コピーできたりとやりやいことが思うままにできてしまう魔法の機能です。
(範囲を選択せずに塗ってしまうと窓の中まで塗ってしまうので、この機能があると便利なわけです
壁レイヤーのオレンジ色部分でクリックします。これで選択範囲が決定されました。
(点線で囲われているのがわかりますか?)

壁レイヤーの1枚上に影レイヤーを作ります。壁より濃い色のブラシで塗ります。
ブラシは不透明度を上げたり下げたりすることで、塗りつぶせるような濃い色から水で溶いたとような透明感のある色まで自由に選べます。
この影は透けるくらいの色を何度か塗り重ねてグラデーションを出しています。

より立体感を出すために柱にかかる影もつけてみましょう。
四角く囲うことが出来る選択ツールを使用して2箇所の柱を指定します。
(Shitキーを押しっぱなしにしながら選択していくと指定箇所を増やしていくことができます)
では、今まで作ったレイヤー1枚1枚がどうなっているのか見てみましょう。

一番上の「線」レイヤー

真ん中の「影」レイヤー

一番下の「壁」レイヤー
この透明な板に描かれた3枚の絵を重ねることで先程の状態になっているわけです。
壁が出来たので次は光の処理です。

壁レイヤーのさらに下にレイヤーを作りクリーム色に塗りつぶします。
壁レイヤーは窓ガラスが繰り抜かれたような状態になっているので、その下のクリーム色が見えるという具合。
ただ、これだけだと単調なので、やわらかな光を追加しましょう。

壁や影のレイヤーよりも上層に「光2」レイヤーを作り出し、ブラシで光を表現します。
現状では、まだ夕方の雰囲気が出ていないので、画面全体に赤色を追加します。

「画質調整」→「バリエーション」を選ぶとこのように、緑色寄りな色、黄色寄りな色、青色寄りの色、といった具合に、色のフィルターを掛けることができます。
画像では極端にしていますが、もっと薄い糸のフィルターを掛けることも可能です。
夕焼けなので、赤色のフィルターを掛けてみます。

先ほどより画像が赤くなったのがわかるでしょうか?
では最後に逆光エフェクトをつけましょう。

「フィルター」→「描画」→「逆光」で逆光の指定をします。
これにて完成です。