2013年11月01日

タケシールK2Kの使用感

個人での可動フィギュア軟質パーツ製作として現在のところ有効な素材はこちらでしょうか。

●シリコンシーラントをラッカー薄め液で希釈しておゆまるの型に塗る方法
●液体ゴムBe-1をティッシュに含ませながらシリコン型に積層していく方法
●ジェルメディウムを型に塗っていく方法

各自のメリット・デメリットは各々調べてください。

上記方法に言えるのは1個だけ作るならいいけど量産に不向きであるということ。
そこで気になっていた軟質パーツを作るための専用レジンである【タケシールK2K】を試してみることにしました。
高いお値段を出して通販で購入。

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A液B液と、液を型に塗りつけるための筆を洗うためのウレタンシンナー、液を色付けするためのウレタン塗料です。

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こちらB液。
口の中でネチョネチョになったキャラメルを思い出して下さい。
あれくらいの粘っこさのある液です。
A液は水アメくらいの粘調性で透明です。


A液とB液を1:1で混ぜます。
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普通のレジンのようにカップの中で混ぜ合わせられるほど粘度がユルくないのでチャック付きポリ袋の中で混ぜます。


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シリコン型に塗りつけます。
粘度が高いので筆で塗りつけようにもうまくいかないんですよね・・・。
画像上側にある袖パーツのような小さなものだと塗りつける際に気泡ができてしまいます・・・。

そういうわけで、B液にウレタンシンナーを混ぜると粘度を低くすることができます。
これで塗りつける際の気泡はかなり減らせますが、
液がゆるいので硬化が始まる前に型の底に液が溜まってしまい、パーツの厚みが均等にならないという弊害が起こります。


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2回めは型の合わせ目にはみ出るように液を塗り型同士を合わせます。

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パーツが小さいと合わせ目の裏面を均す作業がしづらくてね・・・。


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合わせ目が薄かった・・・。


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バリはハサミや薄刃ニッパーでカットできますが、ヤスリで均すと毛羽立ちます。成型後の修正はほぼできないと思って下さい。


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ウレタンシンナーで薄めると硬化までに液が寄るのでパーツの厚みが・・・。


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表面の見栄えは良いです。

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figmaの軟質パーツと同じくらいの硬さや反発力です。


硬化時間は4時間くらい、電球を使った温度室に入れると1時間くらいです。
ですので、作業回数が増やせるのはありがたいですが、なにぶん液体の粘性に慣れることが大変です。
混合した液を筆で型に塗りつけるという作業を毎回しなきゃダメだというのも一度二度ならいいですが、毎回となるとだんだんと億劫になってきてですね。
同じ面倒なら使い慣れた他素材でやったほうがお値段安くて済みますし。


普通のレジンキャストのように型に流すだけなら良いのですが・・・。

そうなると中子を準備しないといけないんですよね。
シャツのパーツに例えると、
シャツの原型を薄く作って裏側まで綺麗にヤスリがけし、シリコンで3面型を作らないとダメなわけで。

面倒だけど中子作ってみますか・・・。


※追記1※
中子を含めた3面型にしてみました。
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頭付きのネジみたいな奴が追加で作った型です。


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最初に作っておいた2面型の原型があった部分に一度目のタケシールK2Kを塗り硬化させ、
2回目はネジ頭形のシリコン型と2面型にタケシールK2Kをたっぷり塗ってぴったり合わせ、フィルムでぐるぐる巻にして硬化まで固定します。


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温度室で温めると作業効率アップ。


2013_11020005.jpg
バリを取ったところですがどうしてもカットしたところは切断面が汚くなってしまいます。
追加でタケシールK2Kを荒れた所に塗るほうがいいのかな?



※追記2※
塗装をしてみました。
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ツールクリーナーを含ませた布で表面を拭いたあと
メタルプライマーを吹いてからMr,カラーで塗装しました。


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曲げても塗膜は割れません。


2013_11030005.jpg
爪でこすると剥げました。
成形時にウレタン塗料で着色しておいて、
シャドーや色調補正の意味合いで塗装するくらいが宜しいかと。


2013_11030009.jpg
バリの処理は1500番の耐水ペーパーで水研ぎすると何とかいける感じ。
タケシールK2Kの盛りが足りなくて追加で盛った際は表面がゴムボールのようにテカテカになってしまうので、そういう場合に水研ぎするとよいでしょう。

posted by ちびトロ at 21:41| Comment(2) | wf2014w | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする