天然ゴム素材「ラテックス」で作った軟質パーツが劣化してきました。ベトベトします。
これはイカンということで色々考えていたのです。
先日のコミケで販売したものの素材で「レジックス」という樹脂粘土があるのですが、絵の具を混ぜる事ができ乾燥後も柔らかいという特製を持っています。
今回はレジックスの可能性を探ります。
レジックスに透明水彩絵の具を混ぜて、シリコン型に押し付けます。
1日待って乾燥したら取り出します。
レジックスを型に押し付ける際、指が届きにくい所は分厚くなってしまいます。
そんなときは新品の刃に取り替えたデザインナイフで切り取っていきます。
(傷んだ刃を使うと粘土の表面がボロボロになります)
あらかじめ樹脂粘土に絵の具を混ぜていますが、思い通りの色にならない事が多いです。
今まではこの段階で樹脂粘土「レジックス」を軟質素材の選択肢から外していたのですが、今回は引きません。
絵の具をマットメディウムと混ぜることで、乾燥した粘土の表面にも色を塗れるようです。
筆塗りをしたので筆のラインが出てしまったのですが、エアーブラシで吹けば綺麗な塗装面になるのではないでしょうか。
ぐにーっと折り曲げてみましたが、樹脂粘土はひび割れませんでした。
粘土の上から塗った色もひびが入る事も無く、べたつきもありませんでした。
首に巻いているマント、ケープ、腰のベルトを試作してみました。
ケープとベルトはブーツの緑色と同じにしたいです。
設定画にはマントに白の縦線とバッジのようなものがついているので、今回の方法で再現も可能だと考えています。
もう少し色々やってみます。
なんと(゜ロ゜)劣化したラテックスがベトベトとは…夢のような素材だと思っていたんですが。
でも、さすがちびトロさん。そこで負けない根性が素晴らしいです(>_<)そして、大変勉強になります。レジックスと言う言葉自体、初めて聞きました。
色が思い通りにならないとありましたが、透明水彩は「透明」とついているぐらい下地を活かす画材なので、粘土に混ぜるのには向かないかもしれません。カラーインクの次にムラになりやすいですし、耐光性に欠けますから。
できるなら粘土用の着色料か、せめて不透明のものをオススメします。
ラテックスはベトベトになってしまいました。
ゴム手袋のような工程を経て完成させる事ができれば長持ちするんでしょうけど・・・。
レジックスはミニチュアフードの世界では有名な粘土なんですよ。
やはり「透明」水彩絵の具は駄目っぽいですね。
不透明のものを買ってみようと思います。