2009年09月12日

涼宮ハルヒの憂鬱 第24話 『涼宮ハルヒの溜息X』

「溜息」も今回で終わりです。


2009_09110021.jpg




2009_09110020.jpg
前回のラストで、撮影に猫を使いたいと言い出したハルヒ。長門が道案内して猫のたまり場へ移動。
無作為に選んだのはオスの三毛猫でした。
長門の肩にしがみついて撮影に協力してくれる野良猫。

「魔法使いの猫なんだから皮肉のひとつくらい喋るわよね。」

この場で猫が喋り出すと大変な事に・・・。しかし猫はだんまりでした。
野良猫はシャミセンという名前をもらうことになります。

本日の撮影が終了し、猫の世話役をキョンに押し付けてハルヒは帰宅の途へ。
キョンはシャミセンに猫缶かニボシでいいか訊ねます。

「どちらでも構わない」

猫が喋ったと驚く一同でしたが、「会話をしているように聞こえる音を発しているだけかもしれないぞ」とおっさん声で屁理屈をこねるシャミセン。
すごく生意気なんですが、長門の肩からずり落ちそうになりながらマントをよじ登る動きが可愛らしくてたまりません。

そして恒例であるハルヒ抜きの作戦会議。
古泉の一人語りでは・・・

・映画製作に熱中しているハルヒは現実と虚構の境目を壊しつつある。
・ハルヒの言動のせいで現実世界に良くない事が起こるかもしれない
 (例えば隕石落下を撮りたい→地球壊滅)
・不思議な事が起こる世の中であるとハルヒが認識してしまうと、世界がそのように変化してしまう。
・映画の中で、「これは現実では起こりえない」と言う事をハルヒに言わせないとダメ。

とまあ、大体こんな感じです。



2009_09110022.jpg
会議終了後、ホームセンターで猫セットを買い込むキョン。
顔を洗いつつ待つシャミセンがかわいい(n‘∀‘)η
「家では喋るな猫らしくしていろ」
「猫らしくというのがどういうことか分からないが、そういう風にしておこう」
「喋るな。返事はにゃあで統一しろ」
「にゃあ」

家に帰るとキョンの妹がシャミセンにくびったけ(´・ヮ・`)
そういえば今期でキョンの妹は「キョンくんでんわー」しか言ってない気が・・・。



2009_09110023.jpg
文化祭まであと少し、学校全体が忙しくしています。ENOZもいました。
昼休み、大きな声でキョンを呼び出す鶴屋さん。傍らにはみくる。
人気の無い廊下で差し出されたのはみくるのクラスで行うやきそば喫茶の割引券。
用が済んで退散する鶴屋さんのあとで、みくるがキョンに話しかけます。
まとめると・・・

・ハルヒには現在を変える力はあるが、世界の仕組みを変える力ではない。元々世界はこうだった。
・古泉の意見を信用しないほうがいい(悪気があって言っているわけではない)


次に口を開いたのは部室に居た長門。
「朝比奈みくるの主張はこうだと思われる。」
・世界はもともと不思議を持っていたのであって、ハルヒは創造する者ではない。
・宇宙人・未来人・超能力者はもともと存在していて、ハルヒの「発見する能力」は3年前から発揮。
・世界の異常を探知できるが、認識には至らない。それを邪魔する存在が居るから。

「それが、我々。」


・みくるは、みくるが所属している時間を守るために今の時代に居る。
・機関と未来人の、ハルヒに対する解釈は相容れないもので認め合う事はない。それは自分達の存在基盤を揺るがすから。

ここでキョンが訊ねます。古泉の言う事、みくるの言う事、長門の言う事、どちらが正しいのか。
どんな真実を告げてもあなたは確証を得られない、私の言葉が真実である保証がどこにもないからと言い残して長門は部室を出て行きました。

うーん、まあ百聞は一見にしかずで体験しなければ理解できないことはあります。逆を言うと体験した事が真理であると思ってしまうので、その真理以外の説や案を提示されても受け入れがたいという事なんでしょう。
それが機関や未来人の対立の元でもあると。



2009_09110024.jpg
まだまだ撮影は続き、モデルガンから水撃弾発射(すごい音がしているのに子供に話しかけられて見ていないハルヒ)され、
緑色のカラーコンタクトからは槍のようなものが出て、その度に長門にナノマシン注入を受け、
その他、諸々の現実改変を体験しながら、みんなの体力と気力は限りなくデッドポイントへ。



2009_09110025.jpg
そんな夜、古泉がやつれた顔をしてキョンの家にやってきました。
そして一人語り。

・ハルヒに関わろうとしている派閥は3者だけではなく沢山いて、殲滅戦が起こっている。
・みくるがSOS団にいるのはキョンを操ってハルヒに言う事を聞かせるため(嘘ですと訂正)
・映画撮影とクラスの劇の準備で精神力ギリギリなので、映画の中で起こる改変を無かった事にして欲しい。

翌日、改変を無かった事にする言葉を思う付いたキョンはハルヒを説得し了承させました。
放課後、映画はクランクアップ。現実世界の改変を良しとしない機関の一員である古泉はいつものニヤケ顔とは違う表情でキョンに礼を言います。
今の世界が好きだと言う古泉は機関云々は関係なく感謝を言いたかったんでしょうねー。



2009_09110026.jpg
文化祭は翌日です。それまでに映像の切り貼り・音楽とVFXの挿入作業をしないといけません。
時間が無いのですが、徹夜で泊り込んでやればなんとかなると言い出すハルヒ。

「わたしも手伝うから」

最初は口出ししていましたが、3時前には寝てしまいました・・・。キョンも睡魔に勝てず・・・。
翌朝、映像を確認してみると映像に音楽やVFXが挿入されていました。
(この辺の話がPSPソフトの「涼宮ハルヒの約束」なんですよね、やったこと無いけど)

文化祭当日、現実世界の変容はなくなりました。
それはキョンがハルヒを説得して映画のラストに言わせた言葉でした。

「この物語はフィクションであり、実在する人物・団体・事件・その他の固有名詞や現象などとは何の関係ありません。嘘っぱちです。云々。」


というわけで「涼宮ハルヒの溜息」はこれにて終了です。
オープニングとエンディングをカットしても尺が足らなかったせいか、キョンの語りと「この物語はフィクションで〜」の音声がかぶってしまって、せっかくのラストが台無しな感は否めません。
溜息TUVをもう少しテンポ良くするか、オープニングを1回削ればラストの尺を稼げた気がするのでなおさら残念でした。




2009_09110027.jpg
「溜息」の終了後、唐突に駅前の映像が流れました。すごく唐突で無理やりねじ込んだ感が・・・。
それは一期の「涼宮ハルヒの憂鬱Y」で削られたハルヒとキョンだけの市内探索パトロールの日の出来事。
いつもの喫茶店で宇宙人・未来人・超能力者の正体をハルヒにばらします。

「ふざけんなっ!!」

ということでハルヒは世界の不思議を知りたいが、認める事が無いと強調された所で本当の終わりです。
あとは「朝比奈ミクルの冒険」「ライブアライブ」「射手座の日」「サムデイ イン ザ レイン」で終わりでしょうね。
「消失」が無かったのが残念です。
映画化になるんじゃないかといわれていますが、消失を2時間でやるのはいろいろ端折られそうなのでやめて欲しいなぁ・・・。
映画化するなら2時間40分・・・2時間半くらいでお願いします。



おまけ
2009_09110028.jpg
キャストのまとめ。
posted by ちびトロ at 00:13| Comment(2) | 映画・TV番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは、ちびトロさん(^_^)

今回もアニメ情報ありがとうございます。
もう再放送分しか残ってないかと思うと少々残念ですね。
消失も無さそうな雰囲気…せめてカット割りが悪い所は、是非DVDでは直してもらいたいです(^_^;)

あと笹の葉ハルヒは大分進みましたね。髪のラインも綺麗ですし、今回はデカールを使われるみたいなので、どんな表情になるのか楽しみにしています♪
Posted by シズト at 2009年09月12日 22:36
シズトさん、こんばんは〜♪

そうですねー、再放送のみというのは尻すぼみな感じで残念です。
ラストのサムデイを新作に差し替えて欲しいですが、無理かなぁ・・・。

笹の葉ハルヒ製作も疲れがたまってきました。
表面処理が多くなってきたので、単調すぎてちょっと・・・。
なので表情パーツは色々やってみようと思ってます。
Posted by ちびトロ at 2009年09月12日 23:06
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]