映画化が発表されてから、
消失だけをやるのか、
それじゃあ初見の人は訳がわからないだろうから憂鬱と笹の葉ラプソディのダイジェスト版を含めて消失もやるんだろう
という意見を見かけました。
上映時間が2時間40分という長編なので後者の意見も理にかなっているなーと思ってました。
ですが、結果は2時間40分「消失」のみという大ボリュームでした。
キョンが北高に入り、SOS団の一員となり、団員たちと体験した出来事はすべて省略。
ですので、ハルヒ?何それおいしいの?って人には全くもってチンプンカンプンな内容となっています。
タイトルだけ聞いたことはあるけど、TVで放送されたあれやこれやを知らない方は「映画やってるみたいだから試しに消失を見てみよう」なんて思ってしまうとヤケドしますよー(n‘∀‘)η
・・・上映館数が少ないので、そんな人がいたとしてもレアケースでしょう。
昨晩、寝て起きたら消失だなーと思いながら、でも割とすんなり眠りにつきました。
劇場で半券を切ってもらい、椅子に座って始まるのを待ちます。
至って平静だったと思います。
どちらかと言うとコミケやワンフェスの列に並んでいる方がドキドキして落ち着かない感じでした。
上映開始。
12月17日から消失は始まります。
クリスマスが近いので上機嫌なハルヒの笑顔のあと、カメラは引きながら部室の窓から出て、校舎、神戸の街を映しながら1期のオープニング曲だった「冒険でしょでしょ?」が流れ始めました。
(あの街全部をCGで作ったんでしょうか?)
自分でもびっくりしましたが、涙が出るのをこらえることが出来ませんでした。
2期のオープニングもそれなりに気に入っていますが、1期OPこそが「ハルヒ」らしいということを再認識。
あらすじをネタばれしますと、「消失」は世界の改変が起こりそれをキョンが何とかする話。物語の中で起こるあれやこれやを簡単に図にしてみました。
原作を読んでいない人は3年前の七夕のあたりで若干混乱するかもしれませんが。
映画は割とBGMが無い・もしくはおとなしめの曲が多かったです。
キョンの独白と効果音のみが続いてちょっと間延びたような、ダレたような印象を受ける場面もありましたが、そう思っていると重要なシーンでBGMが流れて「さっきまでの鬱々さはこのシーンを盛り上げるための効果的な演出だったのか」と思えるように作られていました。
例えば谷口がハルヒを知っていたシーンとか、光陽園学院のハルヒにあったシーンとか。
キャラでいうと、朝倉がすごく良かった。
クラスで人気者の朝倉、長門に優しい朝倉、凶刃をふるう朝倉。
ナイフを振りながらスローモーションでしゃべる朝倉は迫力がありすぎて寒気がしました。
世界改変の修正プログラムを撃つ直前のキョンのモノローグの演出も凝ってました。
改札の映像が好きです。しおりが出きてきたり、改変後長門が袖を引っ張って止めたり。
寝袋のハルヒのシーンはコミカルで笑ました。
たらこスパのCMかシャクトリムシかってくらいの動きと、寝グセを気にする所はにやにやしっぱなしです。
直後にみくる(小)も駆けつけて病室が賑やかになったところで、またもや涙腺が・・・。
消失は長門に話題がのぼりがちですが、今回の映画で大事というか再確認したのはキョンのSOS団に対する思いが強くなるっていう部分なんじゃないかと。
改変後の長門は確かにかわいいかも知れませんが、キョンが選ぶのはつい最近出会った恥ずかしがりの長門じゃなく、改変前いろんな出来事をやってきたSOS団のメンバーで、そこを描ききってくれたスタッフよくやったと。
(えらそうに・・・)
「エンドレスエイト8回分」+原作55ページ区切りの縛りで単調になった「溜息」のあとの映画ということでハラハラしていましたが、「真剣に取り組んだよー」という事が十二分に伝わってくる出来になっていたと思います。
例えていうなら「どこに出しても恥ずかしくない子」といった具合でしょうか。
あ、でもエンドロールの曲はアカペラオンリーじゃなく、Bメロ辺りから音楽を入れて欲しかったなと。アカペラが続きすぎて感動から冷めちゃいました・・・。歌詞を印象深くしようとしたのだと思いますが、そこだけは残念。
上映館数が少ないのが本当に残念です。1県1館でも良いのでハルヒが好きな人達に見る機会を与えてあげてー(n‘∀‘)η
まとまりの無い感想でお見苦しいですが、思いついただけ書きなぐりました。
消失は満足のいく内容だったようですね。
こちらでは残念ながら上映はありませんが、ちびトロさんの解説のお陰で内容を若干理解できました。DVD化が楽しみです♪
あと今回のWFで消失関係のfigmaの展示があったようです。レポもぼちぼち始まると思うので、参考程度に見てみるのも良いかもしれません。
良かったですよ、消失。
DVD化がいつになるかわかりませんが、楽しみに待ちましょう(n‘∀‘)η
WF・・・来ちゃいましたねー。
落ち込んでおります。でもここまできたらやりますよ。