先日ボークスの造形村クリアシリコンを買ったので、ウェーブのシリコンとの使用感を書いてみようと思います。
こちら、真空おひつ。シリコンに硬化剤を混ぜたコップをおひつに入れてシュッポシュッポ、陰圧にします。
すると巻き込んだ泡が上がってきます。
ボークスのクリアシリコンは作業時間が20分あるそうなので、20分放置して泡が上がりきるのを待ちます。
余談ですが、陰圧にするとシリコンのカサが増しちゃいまして。おひつを真空にするパーツにシリコンがベッチャリと付いてしまって・・・壊れました・・・。
使えないことはないけど分解して掃除したら空気が漏れるようになってしまいました(´・ω・`)
出来たものがこちら。
上条さんのシャツ原型が透けて見えますねー。
左がウェーブ、右がボークス。
カッターで切込みを入れてみます。
サクっと刃が入ります。
ボークス造形村クリアシリコンにも刃を入れます。
ウェーブと違ってかなり抵抗があります。
ゴム板に刃を入れているような、刃を挟み込んでくるような感じでこれ以上深くは切り込めませんでした。
ウェーブは切込み部から簡単に裂くことが出来ます。
ボークスはどんなに曲げても裂くことが出来ませんでした。
※画像の右側の「<」部に切込みを入れました。
これは裏返すと型の耐久性が良いと言うことなのですが、使い終わったシリコンを細かく刻んで別の型を作るときのカサ増しとして使えないということで・・・。
逆にお金掛かっちゃいますねー。
軟質パーツ製作時の気泡を発見するために透明シリコンを選んでみましたが、硬化前の脱泡が面倒、使用後のリサイクルが難しいとなると・・・。
普通に複製用のシリコンとして使うなら申し分ない素材です。
繰り返し複製をするならボークス製の方が良いのかもしれませんね?
コストを考えると複雑ですね・・
なるほど。透明シリコンということは、どこかのサイトでも語られていましたが、光硬化パテの型としても使えそうですね。
しかし、ここまで型が切りにくいとなると、原型を埋め込み、後で型を切り裂いて原型を出すという手法は難しそうですね。
そうですね、ワンフェス等に出る方で複数製造が必要な方はボークス有利だと思います。
光硬化パテ!なるほど。あ、でもおゆまるでも行けそうな気が・・・。
>ここまで型が切りにくいとなると、原型を埋め込み、後で型を切り裂いて原型を出すという手法
上条さんの顔パーツをこの方法でやってみました。
透明なので分割部を見ながらカットできるのは良かったのですが、湯口を大きくするためにあちこちに切込みを入れようとすると抵抗が起きて切りたくないところまで型を傷つけてしまいますね・・・。
なかなか難しいです。
こちらで真空おひつを知り興味しんしんでした。
次回はぜひキャストを流した際の気泡抜きの感じを紹介してほしいのですが、、、、、。
こわれたんですね;;。
残念です。
>光硬化パテ!なるほど。あ、でもおゆまるでも行けそうな気が・・・。
いけるみたいですよ。実際、そのために私は透明なタイプのおゆまるを使っていますし。色があるよりないほうが光硬化パテにはいいようです。(確かめてはいませんが)おゆまるの柔らかさにも限度があるので、小さくて細かいパーツの複製の際には透明シリコンを用いる、という感じになるのでしょうか?(もしくは大きすぎるパーツ、かな)
このおひつは自転車の空気入れのようなポンプを何度もシュポシュポすることで徐々に空気を抜いていく構造でづので、レジンキャストの硬化開始までに空気を抜ききるのは不可能です・・・。
ぶん回して遠心脱泡したほうが確実ですー。
おゆまるはすぐに冷えてすぐに作業にかかれるのでシリコンより楽そうですよね。