最近レンタルして見てみました。
まず「アリス・イン・ワンダーランド」
ティム・バートン監督、ジョニー・デップで話題になった作品ですね。
成長したアリスが再び不思議の国に行き、実世界へ戻ってきたときには成長している・・・という物語でした。
CGは素晴らしいんですがそれ以上のものがなかったかなー。
赤の女王はとことん嫌われているのですが、「打ち首じゃー」とヒステリックに叫ぶだけ、城の周りにしゃれこうべが落ちているだけで、この女王を悪者として描くには説得力が足りないのでは?
血の描写をしないディズニー作品では悪っぽい悪を描くのが難しいんでしょうね。
対して白の女王はふわふわ不思議ちゃんで、特に何もしていないのに周囲に好かれてます。
そりゃあ赤の女王もひがむよ。・・・というか赤の女王頑張れとまで思ってしまいました(それくらい白の女王の優遇っぷりがすごい)
ラストでのアリスのハキハキとした行動力は清々しいものがありましたが・・・レンタルでもオススメはしないかなぁ・・・。
次「ゴールデンスランバー」
堺雅人さん主演の映画。
舞台となる仙台で街頭パレード中の総理大臣が爆弾で殺害されてしまい、主人公の青柳(堺雅人)が濡れ衣を着せられ逃亡するストーリー。
大学時代の旧友に裏切られ、連続通り魔に助けられ、警察は青柳を犯人にしたいという、正しくあるべきものとそうでないものが逆転してしまった展開が面白いです。
登場人物も個性的で、通り魔だけどなぜか青柳を助ける少年とか、追う立場なのに青柳と青柳父のやりとりを聞いて号泣してしまう警官とか、大門刑事のよにショットガンをぶっ放す刑事とか、両足ギプス固定で車椅子に乗っているのに実はすたすた歩ける入院患者とか。
2年前に芸能人を強盗から救った青柳をもてはやしていたのに警察が容疑者と断定すれば、その当時のインタビュー映像を見ながら「隠れた悪意が見て取れますね」というマスコミやコメンテーターなど、表面に皮を被った悪意というか、人間の汚い面が丁寧に描かれています。
結局青柳を陥れた黒幕は明確には描かれないのですが、その場合「ふざけんなー」となりますよね?
ラストでの落しどころがうまくて感心しました。
でも真相につながる証拠の一部を入手するシーンくらいはいれて欲しかった・・・かな。
いつも楽しくブログ読ませてもらってますw
アリス、私は劇場で観てきました。
あまりに楽しみだったんで、
公開前にネットで脚本を読んだり、
前知識をたんまり仕込んじゃいましてw
脚本段階だとかなり良かったんですけどね〜
本編はかなり短くなってましたね。
タッカリーが狂ってしまう経緯とかも、
ちゃんと描いたほうが良かった気がしますね。
アリスがハッターに父親の面影を重ねる描写とかもあっさり目でしたし、
ちょっと急ぎ足すぎた感があります。
脚本段階では良かったんですか・・・残念ですね。
>アリスがハッターに父親の面影を重ねる描写とかも
そういう場面もあったのですか、全く気づきませんでした・・・。
上映時間をあと10分追加してキャラ設定の強化をするエピソード等いれて欲しかったですね。