コメント欄で「メイキング見たいです」ということでしたので、稚拙ながら紹介します。
今回はこの床ファイルを作る方法です。
使用してるソフトはフォトショップエレメンツです(フォトショップの簡易版)。
普通に買うとお高いソフトですが、スキャナーを購入したときにソフトが付いてきました。
まず、床板のデータを準備します。
グーグル先生が大活躍しますが、ほしい素材が無いときは撮影に行ったりもします。
今回は、体育館背景紙を作ったときの画像から一部を切り出すことで床板データはOK。
正方形に切り出したデータをペーストしては90度回転させ縦横の目になるように配置。
ある程度貼りつけたらコピペして数を増やします。
はみ出していた両サイドをカットすると
こうなります。
次に、床に落ちる影を作ります。
左から右に濃淡が出来るように加工していきますよ。
ここからが画像ソフトの本領発揮というか、基本になりますが、「レイヤー」という機能を理解することが必要です(コスプレイヤーさんじゃありません)。
「レイヤー」は簡単に言ってしまうと、OHPシートや透明なガラスやプラ板だと思ってください。
一番下に床板のレイヤーを作り、その上に影のレイヤーを重ねることで、実際は2枚のレイヤーだけど上から見たときに1枚の絵として成立すると言う具合です。
まず、一番下の床レイヤー(画像右下に「背景」と表記してあるレイヤー)をコピペして2枚目のレイヤーを作ります。
2枚目の床レイヤーにオーバーレイ機能を使って、透けさせることで重ねます。
説明が難しいですが、簡単に言うと、一番下の床レイヤーは画用紙に描いた絵で、それをコピペした2枚目の絵も画用紙だった。
せっかく絵を2枚に増やしたけど、2枚目の絵も画用紙なので、下に透けない。
そこでオーバーレイ機能を使うと画用紙が透明プラ板に変化したので、一番下の床レイヤーの絵が透けるようになったということです。
2枚の絵を重ねるということは色も濃くなりますね。
それを影として利用します。
消しゴムツールで2枚目の絵の右端を消すと濃淡が表現できました。
2枚のレイヤーを貼りあわせて、色調を調整して下のような画像に出来ました。
ここから窓枠の影を追加します。
線を引いたり、囲った部分を塗りつぶしたりして壁と窓枠の影を作ります。
右のウィンドウをを見るとレイヤーをいくつも使っているのがわかりますね。
各パーツはバラバラですが、これを1枚にまとめて使用します。
床のレイヤーに窓枠影のレイヤーを重ねます。
ただ重ねただけだと床の木目が潰れてしまうので・・・
2枚目レイヤーの不透明度を下げる事で透けさせます。
(色を薄くさせるということです)
先ほど使ったオーバーレイは「透けるけど色が濃くなる」ので、ここでは使いませんでした。
まっすぐ伸びた影だと不自然なので、斜めにします。
自由に変形させることができる機能で変形させます。
もう一工夫。
影は境界線がぼやけているものなので、ぼかし機能を使います。
これで床板の完成です。
基本はレイヤーの重ねと色調補正の繰り返しです。
次回は教室壁のメイキングを紹介します。
早速メイキング、ありがとうございます!
以外と自分も知っている技術で構成されていたことに、素直に驚きました。
知っている技術でも、それを使いこなす才能と、センスがものをいうのだなーとしみじみ思いました。
実は壁がすごく気になっていたので、いまから楽しみです(わくわく
いつか何か作ってみたいですね。
いやいやセンスなんて・・・知っている機能で出来る範囲でやっている感じですよ・・・。
壁もやりますのでー。
想像力のあたりは「こんなシチュが好きだ」とか「あのキャラのあのシーンを作りたい」というものがあればOKだと思います。センスはあるんでしょうかね・・・。
作業のひとつひとつが本当に参考になりますよ(*^^*)
印刷でここまで光の表現ができるんだな〜と感じましたよ♪
光の具合、出ていましたか?だったら嬉しいですね〜。
ちびトロさんには上手いと思わせるセンスがありますよ。
撮影された画像を見るといつもそう思います。
もし、それを想像力というならば、それを具体的に再現出来る能力が高いと言った感じでしょうか・・。
参考になったでしょうか?
・・・ど、どう返していいのかわからないわ〜・・・(てれてれ)