
型からレジンを取り外しやすいようにするため、離型剤をスプレーするとテッカテカになります。
このままレジンを流すと、パーツとなる矢印の部分がスプレーの粒子でボコボコした表面になります。

4本100円で売ってるような筆でパーツの部分のみ軽く拭き取ります。

赤い矢印のところは拭き取らないでOK。青矢印のところはテカリが消えました。

先ほどの筆で構わないのでベビーパウダーを型にふりかけます。

青矢印の部分(パーツの先端)はレジンが流れきらない場合があり、ベビーパウダーをまぶすことで毛細管現象でレジンが先端に届く、らしいです。実際、綺麗に流れます。
ですが、過信せず、気泡の溜まりにくい型を事前に作ることが大事。

型を固定する方法はいくつかありますが、自分はストレッチフィルムを巻いています。
型が大きくなると、型の中央に力が加わりにくく、バリが厚くなるので、そういう場合は板と輪ゴムで挟む方法に切り替えたり。

ストレッチフィルムを巻くと、レジンを注ぐ穴や空気を逃がす穴も塞がるので、デザインナイフで穴だけカット。
レジンの注ぎ口に中空の棒を挿しているのは、点滴の要領で、高い位置から注ぐ圧で型の中にレジンを行き渡らせる効果があります。
中空の棒がぐらつかないよう、型を作る際に同じ太さの棒を粘土に埋めておかないとダメですよ。

レジンの取り出しには灯油などを補給するときに使うスポイトを利用。100均にあります。
レジンを買うと注ぎ口が付いているのですが、毎回注ぎ口をウエスで拭くのは手間がかかるのと、注ぎ口が結構緩くて液が垂れるので使ってません。

カラーレジンを作るときに便利なのがソースなどを入れるボトル。
1回毎に色調を作っていたのではばらつきが出ますし、手間です。10回分くらいを一度に作っておけば使用前に撹拌することで同じ色調のものを作ることができます。
ボトルが半透明なので新たに色調を作りなおす際、古いボトルの色と比べながら調整することもできます(ボトルが2本入りますが・・・)。
ただ、密閉性が缶より良くないので湿気を吸って発泡させないよう、色を作ったらなるべく早く使い切ること。
2つあるカップはもずく酢の使用済みカップです。適度な粘りがあるので硬化したレジンをパコッと外してなんどでも使える優れもの。
レジンの撹拌はA液とB液を別々のカップに準備し、A液をB液のカップへ投入、混ざった液をA液が入っていたカップへと移す、ということを10回くらい繰り返すことで綺麗に混ざります。カラーレジンによく起こる硬化後のまだら現象を結構防いでくれます。
ただ、一つのカップに10グラムくらいの少量だと混ぜあわせた際にレジンの対流が起こりにくく、まだらになりやすいので、スプーン等でしっかり混ぜることも必要です。

注ぎます。だばあとあふれるくらい。下に何か敷かないと大惨事です。100均のピクニックシートは割と厚手でビニール製なので硬化したレジンのお掃除も楽にできます。
硬化したレジンを型から外した際にバリが細かくて、摘んで除去するのが面倒、という場合はガムテープ。
画像右側の状態にガムテープを押し付けてはがすと画像右側のような状態に。
「この型って何のパーツのやつだっけ?」
「一回開いて確認しないとわかんないんだよなー」
「型に書いておけばいいじゃん」
「あれ?マジックで書いても弾くぞ・・・テープもくっつかない・・・」
そんな状況を逆手に取って掃除に使ってみました。
型の合わせ目の掃除に効果てきめんです。
方法は一つではないので、なにか参考になれば幸いです。
型取りができると、色々遊べますよねー。
次回の際、参考にさせていただきます。
型取りといえば、一番最初にやった時に埋めちゃった事を思い出します。
常圧だと小技を駆使しないと綺麗に流れないですからね・・・。
湯口から溢れるくらい〜は割と常套手段なので、型を作る段階で溜め池を作るもしくは追加で切り欠くと型から外にこぼれなくて楽です。その上で湯口周りをガムテープで囲ってやると外に漏れることも減るかと。
型は番号でも振って型に彫りこんどいて良いと思いますよ。片付けが楽です。
湯口の溜め池切り欠きはやったほうが良いですよね(硬化時のヒケでパーツに気泡が入ることもありますし)。今回やっていませんでした・・・。
ガムテープで巻くのも良いですね。ストレッチフィルムを巻いているのでぴったり張り付いて効果大ですね。
型に彫り込んで番号を振るのは盲点でしたありがとうございます。