TPUフィラメントっていう軟質系のフィラメントを買ってみました。
最も細かい精度で出力してもはめ込み出来るはずのところが合わないし
ジョイントとして動かそうとすると軸の付け根から曲がっちゃうし、
受けジョイントにしようと思ったら保持力出ないしで困った。
じゃあ軟質服としてどうかと言われると柔らかくはない。
厚みにもよると思いますが、figmaの軟質パーツよりもずっと硬いです。 利点はちぎれないところ…かな。
キャロルの服をTPUフィラメントで、内側の骨格(ジョイントとか)をPLAフィラメントで仮出力して組み合わせてみます。
出力できたので組み合わせてみましたが、元に戻る力のほうが強くて股関節はほとんど曲がらないですね…。厚みを0.5ミリくらいで統一して切り込みなど入れるとまた変わってくるのかもしれないけど、表面処理ができなさそうな時点で厳しいかなぁ。
1/12スケールのような小さなものだとTPUフィラメントで得られる効果の範囲外と言うか、そもそも想定してないよと言われている気持ちになりました。日常生活で使うような物のカバーとして出力したりといった事が本来の用途かもしれませんね…。
シリコン型にシリコンで複製とるので、油断するとシリコンの巨大な塊が誕生しますが…。
経験的には厚さ1〜2mm程度なら割と有効かと。
今回は楽にきれいな軟質パーツを作れるかがテーマだったので、シリコンで型を作ってシリコンで成形は辛いです…。
浅井真紀さんが武装神姫に着せる服を初期に作っていた方法ですよね。
3Dプリンターできれいに出せれば干渉してしまうところのパーツ量産が出来ると目論んだのですが、現実は厳しかったです。