2020年05月03日

光造形機の3Dプリンター SonicMiniを買いました

最近モデリングに少し飽きが来ていて、それはなぜかというと小さいパーツはお安いニュルニュル式のFDMプリンターでは精度が出ないから。
光造形機がほしいなと思っていたのですが、レジンアレルギー、臭い、騒音、後片付け、、サイズ、お値段に見合う精度の6点が引っかかりなかなか購入に踏み出せずにいました。

ただ、モデリングデータが増えていくのになかなか原型を出力できないという状態にいらいらが募ってきていたので思い切ってワンフェスで現物を見たソニックミニを今回購入しました。
アレルギーが出たら売ればいいやと。

サポートがしっかりしているSK本舗さんで購入しました。Twitterでフォローしているとクーポンコードでお安く買えたりするみたいです。

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届きました。

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付属品一覧。

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本体。

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サイズはこんな感じ。
ホームセンターで1000円で購入できる本棚に奥行きが収まるサイズのなのも嬉しい。

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赤いカバーを外した状態。

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VAT。
アルファベットで書いてあるけどバットです。調理に使うバットと意味は同じですたぶん。
これにレジン液を入れ、下から光を当てることで硬化させることで造形されていきます。


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上から。


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赤いカバーは正方形ではなく、ほんのちょっと長方形で「どこが正面?」と迷うので暫定的にマスキングテープを貼っておきました。


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LCDの点灯テスト。
これに問題があるときれいに造形されないらしいです。
液晶ディスプレイ「liquid crystal display」らしいです。

スイッチを入れて液晶パネルにメニューが表示されるまで10秒かかるので「故障かな?」なんて思っちゃいました。



同梱されていたUSBに入っているテストデータを出力して問題なく造形されました。



出力用のデータを作ってみます。
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CHITUBOXをというスライサーソフトをDLしてインストールしました。
公式サイトでアカウントを作って「ダウンロード」から保存しましたよ。

画像左上の矢印アイコンのところからプリンターの登録をします。


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Phrozen Sonic Miniを選択。


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初期設定の数値。


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サポート付けをしていきます。
まずデータを.stl でも.objでも良いのでソフト内にぶちこんで、画面右上にある神殿のようなアイコンをクリック。
薄く表示されているので気づきにくい・・・。


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【すべて】を押すと出力するときに脱落しないようあらゆる所にサポートが付くみたいです。
便利だけど磨きにくいところにもサポートが付くことも。


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【底面のみ】を選択すると造形テーブルとデータを繋ぐ部分にのみサポートが付きます。



ニュロニョロ式プリンターと光造形機の出力のされかたの違いです。

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このように上から下に向かって造形されます。
これは液体のレジンに光を当ててテーブルを上に上げながら造形していくから。ということでいままでニョロニョロ式に慣れていたので頭がこんがらがりますね。


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サポートをつけたらデータを出力形式に保存します。拡張子はPHZです。
USBにデータを保存します。
矢印の黒いところはバーを上下させることでCT検査の画像のようにスライスされた情報を見ることが出来ます。


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出力されて造形テーブルが上がってましたよ。
出力中はテーブルが下がる、光を当て硬化される、テーブルを上げフィルムから造形物を剥がす、ペリッと音がする、テーブルが下がる、光を当てるの繰り返しです。


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造形テーブルの天井にレジンが残っているので、斜めにして残り液を戻します。レジンはお高いので節約節約。


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水で洗います。
クーポンで水洗いレジンをサービスしてもらえたので、水と筆で洗います。ある程度きれいにしたら造形物は超音波洗浄機にかけて更にきれいにします。

水洗いじゃないレジンはIPA(イソプロピルアルコール)で洗うようです。揮発性毒性があるので自分は使わないけど。


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出力失敗。
レビューサイトってうまく行ったものだけ紹介するけど、造形物が失敗した時のリカバリも載せないとね。
造形失敗した場合、LCDテストを起動させて全面に照射し硬化させると剥がしやすくなるそうです。
付属していたプラ製のヘラで剥がせました。


【まとめ】
レジンアレルギー、臭い、騒音、後片付け、、サイズ、お値段に見合う精度の6点が不安ということを書いたのですが、1個1個感想を。

【レジンアレルギー】
自分はノンキシレンのレジンでも前腕から先っちょと首周りに痒みが出るアレルギーですが、SK本舗さんの水洗いレジンでは今のところ痒くないです。
安全のために作業中は防毒マスクしますけども。
医療現場でも使われるもっと安全な水洗いレジンが株式会社エヌエスエスさんで発売されているようです。お値段更に倍ですが健康には変えられない。

【臭い】
嗅ぎなれない臭いがちょっとしますが、ラッカーやアルテコスプレーのような明らかに不快な臭いではないです。

【騒音】
造形テーブルが上下する時のネジ音が一番大きくて電子レンジを作動させている音くらいの大きさかな?
窓開けて外に出てみましたが、屋外の音に消されてほぼ気づかない。立ち止まって耳を澄ましてやっと聞こえるレベル。
音でもう一つ。
クリアーレッドのカバーを付けると機械の振動を増幅させているようで音が若干大きくなる気が。本体とカバーの隙間にマステでも貼って隙間を減らせばちょっとは変わるのかしら?

【後片付け】
出力失敗するたびに一旦掃除して、サポート付け直して、再出力して、出力品を洗浄して終わったら後片付けの繰り返し。すんごい面倒くさい。洗浄と後片付けのスペースを作らないと辛さ倍増。

【サイズ】
前述しましたが、1000円本棚に収まる奥行きなので本体を置くだけなら困らないと思います。洗浄道具やその作業範囲の確保のほうが問題かも。

【値段に見合う精度】
付属USBのテストサンプルを撮影したものがこちら。
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0.03ミリの積層痕です。指輪サイズで3時間くらいだったと思います。これなら1/12スケールのものでも耐えうる造形になるかも?
今回、68,309円(税込み)で購入しましたが、2020年4月段階で廉価版光造形機の中では上位に性能が良いそうです。

以上。
posted by ちびトロ at 15:34| Comment(0) | デジタルモデリング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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