
造形サイズが大きいので本体も大きいのですが、奥行きはSonicMiniと同じで、横幅はちょっと大きいくらいなのでそんなに圧迫感は無いかも。
4KモノクロLCDパネルです。
重量は12.6kgとかなりあります。Sonicminiは4.5kg。

造形プレートが大きい&重いです。
1/12スケールを作っているのでいままでは小さい造形プレートのプリンターで慣れていたのですが、今回のものは大きいので片手でプレートを保持しながらもう一方の手で造形物を剥がすことにちょっと苦労するかも?
1/7スケール界隈の人はこのサイズでやっていたのでしょうか。

付属品。
付属のUSBにはFlashDL PrintとCHITUBOX、2つのスライスソフトの.exeファイルが入ってました。
出力ファイルはFlashDLPrintとCHITUBOXどちらも.svgxで保存することができるので普段遣いしている方を使えばよいですね。
※2023年4月1日追記※
しばらく順調に使用できていたのですが、スライサーソフトのCHITU BOX basicの挙動がおかしくなったので追記しておきます。

まずは通常の手順を踏んでいるのに失敗するという説明を。


使用マシンFlashforge Foto8.9を登録し、出力データを作成してUSBに保存する場面で、Foto8.9用の拡張子.svgxが選択できなくなっていました。
解決方法

同じ会社の別商品を登録してみれば.svgxの拡張子があるのでは?という予測の元


何とか.svgxの拡張子で出力データを保存できました。
追記終わり。

FlashDLPrintで作ったデータを出力しました。積層ピッチは0.025mm。
FlashDLPrintはFLASHFORGE社のレジンを選択すると積層ピッチ以外の設定を勝手にやってくれるみたいです。いじれそうな項目がなかったので多分そうかなと。
積層ピッチは最初0.1mmと0.05mmしか選べませんが、レジンを選択するバーの最下段にある「カスタム」を選ぶと0.025mmまで細かくできるようです。

CHITUBOXで作ったデータを出力しました。積層ピッチは同じく0.025mm。
CHITUBOXは上昇速度・リトラクト速度を設定できるので時間(速さ)を攻めたい人はCHITUBOXがおすすめでしょうか。この顔の造形高さでも18分差があったので大きいパーツだともっと時間ができるかと。
細かい設定が分かんないという人はFlashDLPrintがおすすめです。

2Kと4kで比べてみます。
レジンの種類が違うので単純には比較できませんが、サポート材がつている面の綺麗さが段違い(白いのが2K)。
白い造形物はサポートがない部分でも矢印の所で波打ったり、サポート面は全部波打っています。

Foto8.9とFLASHFORGE 水洗いレジンの組み合わせでは造形物とサポートの接点以外はきれいに出力されています。
Foto8.9を稼働させてみて総評的なものを。
動作音は車内の掃除などをするようなハンディクリーナーの動作音に近いです。
サポート材のついていた面がきれいに造形されることはかなり重要!これはうれしい。
水洗いレジンはボソボソとしておらずパキッとした印象(切削性はまだ不明。硬化させてないので。後で書き直します)。
他社製品より価格抑えめで触り心地が良いのでこちらに乗り替えようかな。
臭気がほぼない!
低アレルゲンとはいえ換気・保護手袋・防毒マスクはモデラーの正装なので必須です。長く造形を楽しみたいならアレルギー対策は必ずしましょう。
※追記※
手袋はネオプレン製工業用手袋を使用した方が良いそうです(薬品耐性のあるもの)。
日本皮膚免疫アレルギー学会雑誌に記載アリ
3Dプリンター購入時にニトリル手袋がおまけで1組付いているからと言ってこれでいいんだと思わないようにしてくださいね。
FLASHFORGE水洗い灰色レジンで2機種の出力品を比べてみました。


粉が飛んでいて見づらくなっているのはすみません・・・。
アンチエイリアスが効いている分Foto8.9の出力品は積層痕が目立ちにくい印象。

サポートをつけた面はどちらもきれい。他の会社のレジンではサポート面はガッツリ修正が必要になるレベルですがこのレジンの性能はすごいです。