2024年06月01日

複製のコツ的な

ワタクシ、ガレージキットの複製が得意ではなく
テストショットを含め17個目くらいで成型後のレジンが型に張り付いて外れなくなりそこで終了ということばかりだったので、複製は業者さんに依頼していました。

しかしながら、昨今の原材料価格高騰や受付が仮申請前に早期終了してしまうといった理由で自分で複製するしかない状況に。
30個複製依頼して33万円請求されて、販売が1個1万円だったらその時点で3万円の赤字なわけです・・・。

ただ、17個しか作れないとなるとそれはそれで厳しいわけでして、今回はいろいろ考えながら複製作業をやってみました。
結果、型の複雑さにもよりますが、壊れにくい型で33個、壊れやすい形状の型でも21個複製することが出来ました。
以下、気を付けたこと一覧です。


型作り
粘土に原型を埋めてシリコーンを流して型を作る工程です。

5:5で原型を埋めるのではなく4:6くらいで埋める
型のどちらか片方は浅く埋まっている、もう片方は深く埋まっている状態にするということ。
硬化後のレジンを型から外す際、浅い方から外していけば型にかかる負担を減らすことができます。
これは交流のあるガレキディーラーさんに教わりました。
可動フィギュアはジョイント軸を挿す関係上、原型に凹ダボが多いので型は凸形状が増えます。それを無理に剥がそうとすると型に負担がかかり千切れやすくなるそうです。

浅く埋まっている型には凹凸形状が少ない面を採用し、深く埋まっている型には凹凸が多いものにしてあげて、
レジン硬化後浅く埋まっている半面型を剥がした後、深く埋まっている半面型は慎重に丁寧に型から成型品を外してあげると型が長持ちしました。


複製時
レジンを型に流して成型品を作る工程です。

離型剤は張り付きが起こりはじめたら
以前はテストショットの段階から型に離型剤をスプレーしていましたが、今回は「型から剥がしにくくなってきたな」と感じたらスプレーを吹くことにしました。
毎回スプレーをしているとそのたびに時間が食われますし、型と離型剤の相性が悪いと型が一気に悪くなる感じもするので、初めのうちは型の性能を信用してスプレーせず、危ないなと感じたら使用していきました。
これは正しかったのか正しくなかったのかわからないので毎回スプレーする手間が減ったという恩恵はありましたよという事にして下さい。


柔らかい時に外す
レジンが化学反応で固まったところで型から外しますが、以前はレジンを爪でつついて音が鳴るくらいカチカチになるまで待っていました。
今回は「まだ柔らかくて型から外すのにちょっと不安だけど外そう」というくらいの時間で取り出しました。

180秒硬化のレジンを型に注ぎ25分経過で外していたものを、トイレに行ったため少し遅れてしまい30分経ってから外したところ、型への張り付きが強固になっていることに気づきました。
カチカチになるまで待っていると型から外しにくくなり、型に負担がかかるようです。
以前はずっとカチカチになってから外していたので複製を重ねるごとに型が痛んでいたのだと今なら理解できます。


硬くなってきたらシリコーンを塗る
20個30個となってくると型がところどころ千切れたり、レジンが触れる面が硬くなってきます。
そこに2液を混ぜたシリコーンを塗ってあげて新しい表面を作ってあげると5個くらいは多めに複製できました。
ゲートや気泡逃がしの天面に行いましたね。


連続で複製する時は型から外す時間を徐々に短く
レジンが硬化する際に発熱しますが、1日に連続で複製しているとその熱が型に蓄積されていきます。
最初は冷えているので25分待ち、2回目の複製では型が少し温まっているので24分、3回目は23〜22分にする具合です。
型が温まっている分、流し込んだレジンも化学反応が起きやすく早めに固まるので、待ち時間を徐々に減らしカチカチになるのを防ぎます。



一番恩恵があったのは
浅く埋めた面と深く埋めた面の型を作ること
少し柔らかい状態で複製品を型から外すこと
です。

苦手な複製作業でしたが、20個は自力で複製できるとわかったので少し自信が付きました。

ねんどろ髪の毛パーツ(テストショット含む)36個
ファラ(テストショット、エラー品含む)26個
週に4〜5日作業して1ヵ月かかりました・・・。
posted by ちびトロ at 20:21| Comment(0) | フィギュア製作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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