物やマモノの姿を「借り」て旅をする今作、『ゼルダの伝説っていうくらいだからゼルダが主人公なんでしょ?・・・主人公はリンク?』とはよくある話ですが、今回はゼルダ姫が本当に主人公です。
良かった点
●テーマ曲&フィールド曲のオーボエ?がいい!
ずっと聴いていたいと思えるとプレイ中に邪魔にならないんですよね。
ティアキンのバトル曲は好みじゃなかったため頻繁に戦闘曲が流れることが辛かったので、これは結構大事なことです。
●おもちゃの世界にいるようなグラフィック。
かわいらしい見た目や鮮やかな色使い、遠景がぼやけるチルトという手法を使用していることでジオラマ感が引き立つ世界観が良い。
おもちゃで欲しくなります。
●林の上をスイスイ歩けるのがいい。
ブレワイの時に感じた自由に歩き回れる感覚が確かにあります。
今回のような総プレイ時間が短いゲームだと山は壁として歩けず、道なりに進ませることでプレイ時間を稼ごうとしてきますが、木の上も崖だって登れてしまいます。
普段できないことをゲーム内だからできるという体験は他では得られないものなので価値を高めますよね。
●序盤からワールド中を散策できる自由度は嬉しい。
一部ストーリー進行のため進めない&出現しないイベントがあるものの歩ける範囲は90%以上。
全く歯が立たないような強敵に出会って「いつかこの力がわが手に・・・」なんて思いながら旅ができます。
●ゼルダに打撃攻撃がない。
そのためカリモノで知恵を絞らなければという覚悟が出来て〇。
・・・石を持ち上げて投げたり高層から飛び降りてもハート一つ減らないけどね。ブレワイ・ティアキンのリンクなら死んでた(ゲーム難易度や不快指数を下げる為だと思います)。
●リンクモードがあって嬉しい。
かりものだけだと過去ゼルダシリーズのファンは物足りなさを感じてしまいます。
ただ、リンクモードが強すぎるので時間制限を設けたこと、変身時間ゲージを経過時間で回復させず「エネル」を拾うことで復活させる点は良く練られていると思いました。
逃げ続けて時間を稼いでリンクモードで無双!では今回のゲームのシステムが無意味になってしまいますからね。
●トリィの成長を見せた点。
ゼルダは品行方正なイメージで、これ以上内面の何を成長させるのかと思っていました。
相棒の妖精?トリィにその役割を与えたことでラストの展開に感情が動かされるのはうまいなあ。
ちょっと・・・な点
●かりものの切り替えが常にあるので手が痛くなる
状況に応じてかりものを出現・消去させるので常に指を動かす必要があり、腱鞘炎持ちとしては結構大変でした。
プレイ中に中断して指のストレッチをしたり。
●過去作プレイ者でなければ倒せないボスがいる
バクダンが好みで食すボスがいるのですが、フィールド上に登場せずボス戦でいきなりその弱点を見破らないとダメージが通らないボスがいます。
【夢をみる島】で一度見ていた色と形状をしていたので辛うじて思い出しましたが、状況が頻繁に変わるボス戦で落ち着いて観察ができるかと言われると、初見プレイ者に難しいのではと思ってしまいました。
以上感想でした。
まだ覚えていないかりものもいるのでハイラルに旅立ってきます。
2024年09月30日
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