
先日PS3で発売された【ICO】をプレイしてみました。
2001年にPS2で発売されたもののHDVer.だそうです。
頭にツノの生えた少年「イコ」が孤島に建つ城の中に生け贄として放り込まれ、そこで出会った真っ白な少女「ヨルダ」の手を握り一緒に城を出るまでのお話。
お話といってもストーリーがあるわけはなく、セリフもかなり少なく、城の中にある仕掛けを解いて先に進むのがゲームの根幹です。
感覚としては映像の綺麗なファミコンってかんじでしょうか。
2人で協力して仕掛けを解いたり、時にはヨルダをその場に残し独りで仕掛けを解除しに行ったり、あまり放おっておくと黒い幽霊のような影にヨルダがさらわれたり。
それが延々と続きます。その他に何もないと言っていいかも知れません。
名作だ名作だと聞いていたのでパズル解きだけなのかと拍子抜けしたのが正直な感想です。
一度クリアして仕掛けの解除方法がわかると、作業ゲーになってしまうのがなんとも。
2周目は2時間以内にクリアしてしまいました・・・。
ストーリーが全くなくて、なぜ孤島に仕掛けたっぷりの城が建っているんだとか、その城は誰が建てたんだとか、黒い女王は何者でどこから来たとか、ヨルダは結局何なんだとか、イコになんでツノが生えているんだとか、いろいろモヤモヤしているので本を読んでみようかと。
下巻の解説を読むと、作家の宮部みゆきさんが【ICO】を気に入り、先に入っていた予定のアイディアをキャンセルして執筆した本だそうな。
原作がゲームなので本は二次創作にあたるのですが、ゲームで全く語られなかった部分が入っていると良いなーと。
読了後に再度プレイするとまた違った感想になるのでしょうか。