実は5月25日から透明水彩絵の具を買って絵の練習をしていました。
昔にやってみたことはあるのですが、技法というかテクニックは書籍頼りで本を買えばお金がかかる・・・。
現在はyoutubeがあり、複数の画家さんがお勧めの紙・色の作り方・筆運びといった描き方を動画で見せてくれます。
この点に関してはいい時代になったものだと感じます。
透明水彩への憧れ?は小学3年生の頃、学校指定の不透明水彩絵の具(ガッシュ)しか持っていない我々でしたが、同級生のうちの一人が透明水彩絵の具を持っており、浅い河川で水遊びをしている絵を描いていたのを見て衝撃を受けたからです。
透けた川の水、その下にある石、それを小学3年生が描いている時点で「この人、天才だな、天才って存在するんだ」と思ったわけですが、透明に見える効果を生み出している一端が透明水彩絵の具という道具であると知ったのもこの時。
それで自分でも描いてみたいと思ったのですが、youtubeがない昔には学ぶ方法がなかったんですよね。
今なら筆・パレット・紙・絵の具も100均で買えてしまうので、やりたい気持ちに蓋をしても良くないなと。
絵の具はさすがにホルベインの12色を買いました。
目標としてはゼルダのブレワイの景色を描けるようになりたいです。
ゲーム内を歩いていて奇麗だなあと思う景色をスクショすることが多いのでモチーフ探しに困らないのも理由の一つです。
さて、何から始めよう・・・すべての描き方がわかりません。
空・山・森・木・岩肌・影・地面・草原・人・建物などなど、動画を検索すると一つのモチーフでも作家さんによって描き方が違うので自分でも描けるような方法を探して練習するといった形です。

最初に描いた木。

2日目の木。
色のつくりかた(緑を使わず黄色と青色を混ぜて緑を作れ)や枝の生え方など教えてくれますが、葉っぱが集まってモコモコと立体的になっている表現は全くうまくできません・・・。
もともと物を立体的に見る能力がないので余計にできないという・・・。

空・円形の山・地面を描いてみたくて動画通りに描いてみたもの。
空はウェット・オン・ウェット(水を含んだ筆で紙を撫でしみこませ、水が乾かないうちに空色を塗る)で描いたのですが、シミのようになってしまいました。
後で別の人の動画で理由が分かったのですが、絵の具の色を修正しようと水を大量に含ませた筆で消しゴム感覚で触ると絵の具と水で比重が違う?ためムラになってしまうようです。
小学校の習字で修正しよう加筆すると滲みでばれて加筆ダメと叱られたことを思い出しました。
じゃあどうするんだと。
ティッシュや布でふき取り雲として処理するか(こちらは割と真似しやすい)、霧吹きで全体的に湿らせて加筆する(紙が含んでいる水分量も把握しながらなのでかなり難しい)ようです。
山も変なにじみ方をしていますね・・・。

2日目。
空と山のシミは出なかったですがどんよりしていて、雲の描き方がわからない!動画探さないと!となっている状態です。

空の色が乾いた後、加筆で雲を描こうとしたときの絵。
雲にある影の立体感が全く分からないと頭を抱えています。
何とか絵を描いた気分になりたいので地面や森を描いて気分を紛らわせました・・・。
雲の描き方で自分程度のものでもできる方法ないかなと動画を探す。




グラデーションメディウムで描いたり、乾いた筆で撫でてみたり、元の色の上に少し濃度の絵の具を乗せてみたりしましたが、その中で一番マシかもと思ったのは下記。
水を含ませた筆で紙をぬらす、上から塗り始める、雲を置きたいところは塗らない、霧吹きを空色と雲の境界に吹いてぼやけさせる、キッチンペーパーをポンポン押して絵の具を吸って雲をつくる(キッチンペーパーの凹凸が筆で描けない細かい雲を作ってくれる)。
空を描くと紙全体が濡れるので、他を描こうとすると滲んでしまいます。
なのでいったん乾かします。
乾いたら地面を描いてみたいなと。

ブレワイの景色です。
これでどこの景色かわかる猛者はいるのでしょうか・・・。
右下の岩肌は岩であることはなんとなくわかるのですが、遠景の山々が立体的に見えない、左の乾いた岩肌がまったく描けない(方法を知らない)、草原の色に変化がないので奥行き感がない。
などなど。

2回目。
遠景の山々はなんとなく立体的に見えるけど、それ以外はもう何がなんだか。

3回目。
草原はにじみをうまく使えて奥行き感が出たけど、右下の岩や左の岩肌は全く描けない・・・。
立体を意識できないことに加えて、一番明るい場所に白色を置きたいと考えてしまって、一番暗いところから逆算して明るい部分を残すという発想に至れないです。
ガッシュなら暗い色の上に明るい色を置けますが、透明水彩は紙の白が一番明るい色なので紙の白色を残すためにどう立ち回ったらいいかを考えながら進めないといけないのが素人には難しい・・・。

4回目。
遠景の山々は立体感が出てきましたが、岩が・・・・。草原も前より退化しました。というか前回は偶然で再現する技術がない・・・。
岩が下手すぎるので、岩だけの練習をしようと。

一番薄い茶色を塗って乾かして、2色3色目は乾く前に置いて行ったもの。

凹凸をはっきりさせるために濃い色を塗ろうとしたら悲惨になったもの。

ウェット・オン・ウェットで明るい色と濃い色を同時に置いたもの。

ウェット・オン・ウェットだけど、一番明るい色が結構乾いてきた時に細かい筆さばきで影色を塗ったもの。
キッチンペーパーで濡れているところを拭き取ったら余計にひどくなり、凹凸がわからない・・・。

ウェット・オン・ウェット。
一番明るい色は筆を5pくらいジグザグに動かして岩のカクカクを意識してみた。
影色は細かい筆さばきで。ちょっと前進?

先ほどは茶色が同系統だったので寒色系の影を置きたくなった。
影を描く筆が太すぎたかも。

岩の凹凸ってなんだ?と右上に小さな岩を描いてみたがひどいものが出来上がった。

なんだろうこれは・・・。

ウェット・オン・ウェットで一番明るい色(一番明るいところは塗らない)。
先ほどよりも濃い色・細い筆で岩の亀裂を描き、さらに濃い色を亀裂の周りに描き、さらに濃い色を亀裂の周りに追加する形で影の範囲を広くしていく描き方。
時間がかかるけどこれが一番事故が少なくてやりやすいかも?
画像だとひどく見えるかもしれません。
不思議なもので裸眼でひどく見えるものはカメラで撮ると良く見え、裸眼で良いと思ったものの良いことろはカメラが写しきれないという。
できないものは調べて、試して、自分に合う方法を見つけて、できることを増やしていくと最終的に描きたいものが描けるようになるかもしれない?というお話でした。
そうなる前に描くことが嫌いにならなければいいな・・・。嫌いになる前にうまくなってくれ、できるようになったという成功体験をください。